自然はともだち~緑のカフェ~

田舎で、夫は野菜作り、私はピアノを弾いています。

人間には一度生まれの人と二度生まれの人がいる 〜心理学者ウィリアム・ジェームズ〜 違う次元で生き直すことが大切

いつも、読んでくださって、ありがとうございます😊

 

今日、片づけをしていたら、ちょうど1年前に買った雑誌が出てきました。

最相葉月さんと、臨床心理士の倉光修さんの対談でした。

 

その中で、倉光さんがとても印象的なことを言われました。

 

アメリカの🇺🇸心理学者ウィリアムジェームズは「人間には一度生まれの人と二度生まれの方がいる」と、言っています。

 

ここからは、倉光先生のお話ですが

 

一度生まれの人は、あまり苦もなく平穏な一生を過ごす。

一方で人生の途中で深刻な苦悩に苛まれ、

 

「象徴的な死を遂げて、生まれ直す人がいる。」

 

臨床心理学でいう

「死と再生」

ですね。

 

そして、ここからが重要なんですが、例えば、音楽でトップにならないから今度は絵で勝負しようとか、また、別の競争をするのでは以前と変わらない。

 

大事な事は

 

「これまでとは次元の違う喜びを感じる」

「違う次元で生き直す」

 

って、事です。

 

世俗的な成功失敗だけにとらわれず、より高い次元、あるいはより深い次元も味わいながらいきる。

 

これこそ、苦悩を超える道だと思うのです。

 

と、倉光先生はおっしゃいます。

 

他の人との競争から降りるんですね。

 

確かに、不幸は他の人と比べることから始まるともいわれますが、、、。

 

この話を、まだ思春期の若い子達に伝えても、ピンとこないかもしれませんね。

 

ちょっと解釈を間違えれば、やる気を失うかもしれない。

 

本当は、そんな浅い話ではないのですが、、、。

 

でも、思春期をとっくに通り越してしまった私には、とても響きます。

 

やるだけやったら、ひとつの事にこだわらず、違う道を探す。

 

それは、決して逃げではなくて、新たに豊かな生き方を見つける事になるのですから。

 

また、仕事ではなくても自分の価値観がガラリと変わり、違う次元で喜んで生き直す事もできますね。

 

苦しい時って、かなり、視野が狭くなります。

 

倉光先生は、「箱庭療法」をされていますが、こんな風におっしゃいます。

 

苦悩の中に閉じこもらず一度客観視して、それに対する距離の置き方を身につければ、楽になりますよ。

と、、、。

 

一度生まれの人も、ちょっと羨ましい気もするけれど、

苦悩をへて

「二度生まれる」

 

っていうのも、ちょっとかっこよくないですか?

 

今、二度生まれの手前の方?もうすぐですよ。

 

最相さんも言っています。

 

暗闇の先には、光があると信じたいと、、、。

 

 

ありがとうございます😊